相川コータロー作品集

Revenant

作:相川コータロー


生者が私の存在に気付くことはない。
私と彼等では、生きる世界が違うのだ。

私の生きてる世界。
それは、人間を怨み、呪い殺す。
どす黒く、穢れに満ちた、暗黒の世界。

私の目の前には、怨みを抱えて現世を去ったクズ共が居る。

「キミ達は、どうしてここに居るのだ?」
言うまでもない。憎たらしい奴が、ノウノウと生きてるのが気に食わないんだ。
そう大声で言いたいと顔に出ている、ダメ野郎の姿があった。

「あえて言っておこう。キミ達に未来はない。あるのは、呪縛だけだ。」
クズ共に希望を与えない様にするのが、私の仕事だ。

そう、それが私に与えられた役職。
【レヴェナント】

「さぁ、行くのだ。現世に。そして、憎悪で嫌いな奴を殺せ。」
私は、地獄の門を開けて、クズ共の門出を見送った。