相川コータロー作品集

Pandemic

作:相川コータロー


中学生になって患った意味不明な病気。
自分を正義の味方とかヒーローにしたがる。
痛い気な言動が生んだ自分の望む幻想世界。

自分の世界でヒーローになれないから逃避。
何も変わらない社会はいつも通り回り続ける。

迫り来る難敵の軍勢と対峙する。
ヒーローの力を証明する瞬間の到来。
右手に宿る能力の開放はいつやってくるのか。
「それは今だっ!!」と静かに決意する。

恐ろしい現実に戦いを挑む自分の弱さを受け入れて。
さらに高まった能力を振り回して守り抜く自分の正義。
心の中に眠るヒーローの力が目を覚ますのは今だっ!!

人の目には映らない幻影の武器を携えて。
目の前にある壁を破壊する為に力を行使するヒーロー。

誰にも理解されないこの力を存在を示す役目を負った。
それが自分の生きる理由になっていたことに。
気付くまでに時間は掛かったけど、動き出した世界に宣言。

「現実と戦い続ける!!」

その覚悟の裏にあるのは過去の自分を捨て去る決断。
自分を変えなきゃヒーローになれなくて、変えざるを得なくて。
これからはリアルでヒーローになるって決めたんだ。