相川コータロー作品集

空洞人形:第7話 雨朝

作:相川コータロー


晴れぬ空を眺めて思い出した過去のこと。
殴られたり、蹴られたり、指を指されたり。
机に書かれた「死ね」や「消えろ」の暴言。

虐めの空気が広がり、おかしくなった。
何処にも逃げ場はないって分かって逃げ出すことをやめた。
そんなもんさ。

泣き続ける日々にさよならを告げるまで耐えた。
あぁ――馬鹿みたいだ。
あぁ――馬鹿さ。
あぁ――馬鹿だからしょうがないさ。
あぁ――馬鹿なんだから。