相川コータロー作品集

吐かずして何も生まず

作:相川コータロー

マイナスなことは吐かないと減らない。そのはずなのに人間はマイナスなことを溜め込んでしまう。という話。


「ごめんなさい。」
その一言が生んだのは、崩壊だった。

「さようなら。」
その一言が生んだのは、別れだった。

「すみません。」
その一言が生んだのは、挫折だった。

私は、あの日伝えたかった言葉を伝えられなかった。
だって、恥ずかしかったから。

でもね、今はそうじゃないよ。
ちゃんと伝えなきゃって思うの。

「ありがとう」って。

だって、みんなが私を助けてくれたから。

「ごめんなさい。ありがとう。」
たった一言、それだけ伝えることができれば、何かが変わる様な気がしたの。

だって、みんながくれたものは、「夢」だったから。

弱音ばかり吐いてごめんね。マイナスが減ったよ。
だから、次は叶えるね……夢を。