相川コータロー作品集

ゴミ箱~GOMIBAKO~:ここのつめのゴミ箱

作:相川コータロー


 たまには、のんびりしたい。
 いや、眠いだけか。
 そういうことにしておこう。
 いいや、それではだめなのだろう。
 でも、それで良いんだ。
 そうして睡眠を選んだ。

 どうせ人間なんてもんは馬鹿だから、何言ったって直そうとなんてしない。
 それこそ時間の無駄じゃないか。意味がないじゃないか。
 あぁ、言い忘れていたけれど、これは僕自身のことであって、君のことではない。
 そこだけは、勘違いしないでいただきたい。
 もし、勘違いしようものなら、君は僕と同類なダメ人間ということになる。
 そんなのは、僕が嫌だ。気持ち悪いし、なんか気に喰わない。

 少年は意味の分からないことを呟いて、眠りに落ちた。