相川コータロー作品集

ゴミ箱~GOMIBAKO~:イワンペのゴミ箱

作:相川コータロー


 「お前を殺すと、あの日に誓ったんだ!!」
 大切な何かを失った男の目に宿っていたのは、幻狼の意志だ。

 この者は、私を殺す為にここまでやってきた。
 がっ、何故そこまでするのか。
 私には分からない。理解が出来ない。

 まぁ、私が心の中で「人間はその程度」と思い込んでいるだけなのだろう。
 千年生きてきて、やっと私を死なせてくれる者が現れた。
 それだけで、喜ぶべきなのだろう。

 「良いだろう。殺すならば、全力でかかってこい。ただし――手を抜くなよ。」
 この言葉を、幻狼はどう受け取るか。
 見せてもらおうか、幻狼よ。
 貴様の真の力とやらをな!!