相川コータロー作品集

Euphoria

作:相川コータロー


どこでも行ける様な気がしていたあの頃の自分は夢を見ていた。
現実なんてクソくらえって言い続けた少年期と反抗期の中二病。
痛い言動ばかりで気持ち悪がられた嫌な思い出と白い目の群衆。
寂しい日々が心地良く感じていた孤独は心が安らぎを求める合図。
誰でも良かったんだ自分を癒してくれるなら。

孤独な時間が僕の心を歪ませる。
青春なんてなかったんだって言うだけで満足。
教室の端っこで泣いてばかりな僕が思ったこと。
あぁ友達欲しいなって心の中で呟いたんだ。

周りと違うことが怖くて合わせた呼吸と話題。
同調出来てない会話が孤立を生んだと気付く。
あの頃の選択が間違えていたんだって言っていた。

心が荒んで非行に走ったあの頃はいじめに遭って嫌気が差したんだ。
誰も助けてくれないならこのまま死んじゃいたいって。
頭を抱えて悩んだ友達の作り方が分からなかったんだ。

目が覚めた夢だった過去の回想で泣いていた弱い自分。
大人になった今頃叫んでいた あの頃の日々を取り戻したいって。
あぁ青春の一頁はまだ終わってないって あぁあの頃の夢を叶えたくてさ。
晴れやかな顔で歩み出した新しい人生 笑顔で駆け抜けてゆく。
友達を作ってみたいって思い続けたあの頃から変わらない夢。
終わってなかった青春の最終頁はこれからだと。