相川コータロー作品集

作:相川コータロー

登校中の一組のカップルに不幸が訪れる話。


登場人物

 《マーナ・ヴィンセ》
 16歳の女性で、彼氏のバーマと学校へ向かうのが日課。
 バーマからは、「マーナ」というあだ名で呼ばれている。

 《バーマ・リーマ》
 16歳の男性で、彼女のマーナと学校へ向かうのが日課。
 マーナからは、「リーマ」というあだ名で呼ばれている。

 マーナ:今日さ、学校が終わったらカラオケに行かない?

 リーマ:良いね!!どこのカラオケにする?

 マーナ:ん~そこなんだよねぇ。

 リーマ:決まってないなら、俺の友達が良く行ってるカラオケにする?

 マーナ:え?収録楽曲多い感じ?

 リーマ:めっちゃ多いって言ってたよ。

 マーナ:じゃぁそこに行こっ!!

 リーマ:決定だな!!

 マーナ:うん!!

 リーマ:ん?

 マーナ:どうしたの?

 リーマ:今、変な音聞こえなかったか?

 マーナ:え?どんな音?

 リーマ:分からん。聞いたことない音だ。

 マーナ:それって……。

 リーマ:危ない!!

マーナの立っている所が崩れ始めていることに気付いたリーマは、とっさの判断でマーナを後ろから押した。

 マーナ:え?リーマ?リーマどこ?リーマ!!

マーナがさっきまで立っていた場所には大きな穴があいており、その中でリーマは死んでいた。